科目名 高齢者の心理2025

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 山口 智子

テーマ
高齢者の心理について学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
高齢者  加齢
心理機能の変化  心理的援助方法

<内容の要約>
急速な高齢化が進み、高齢者の心理への関心が高まっている。また、高齢者支援において、高齢者個々人のニーズにこたえるためには、支援が必要な問題の理解だけでなく、高齢者の性格、言動、経歴、家族関係などを含めた個人理解が必要である。この科目では、@高齢者の心理を理解する視点を学び、A加齢によるさまざまな心理機能の変化を理解すること、B老年期におこりやすい心理的問題を理解すること、C高齢者に対する心理的援助方法を考えることを目標とする。

<学習目標>
老年期における加齢変化を説明できる。
老年期におこりやすい心理的問題を説明できる。
高齢者に対する心理的援助方法を説明できる。
高齢者の尊厳を尊重したかかわりができる。

授業のながれ
第1講 高齢者の心理を理解する視点と基盤
第2講 加齢による心理的変化:知能と英知
第3講 加齢による心理的変化:パーソナリティと適応
第4講 高齢者の社会参加と幸福感
第5講 高齢者の人間関係と介護をめぐる状況
第6講 高齢者に生じやすい心理的問題:認知症・せん妄・うつ病
第7講 高齢者の認知機能のアセスメント
第8講 添削問題
第9講 認知症をかかえる人と家族
第10講 高齢者に対する心理的援助
第11講 施設の利用と支援者の心理
第12講 高齢者にとっての死
第13講 人生の最期に寄り添う心理的援助
第14講 対人援助職に対するデス・エデュケーション
第15講 添削問題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができます。添削課題は80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 関連分野の書籍を手に取ってみる。 10
事後 講義の復習 8
事後 興味をもった講に関して学習を深める。 10

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>山口智子 <テキスト名>老いのこころと寄り添うこころ 第3版 −介護職・対人援助職のための心理学 <出版社>遠見書房
<著者>山口智子 <テキスト名>「高齢者の心理」 <出版社>本学オリジナル学習指導書



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